[ロンドン 26日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が26日発表した2016年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.6%増と、第3・四半期の伸び率と同水準となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.5%増をやや上回った。

前年比では2.2%増。予想は2.1%増だった。

2016年通年のGDPは2.0%増と、2015年の2.2%増から小幅に鈍化した。

大半のエコノミストは、国民投票後のポンド下落によるインフレ上昇を受け、今年の英経済は厳しい状況に直面すると見込んでいる。

第4・四半期のサービス部門の成長率は前期比0.8%となった。一方、鉱工業生産は横ばい。石油生産が10月のメンテナンス作業により落ち込んだことなどが背景。

建設は0.1%増となった。

多くのエコノミストは、離脱決定後の英国はリセッションに近づくと予想したが、急速に経済成長に悪影響をもたらすとの見方は、第4・四半期の速報値には反映されなかった。スコシアバンクのエコノミスト、アラン・クラーク氏は「EU離脱が決まっても、人生は続いていく」と述べた。

ただ、経済成長は消費に依存しており、17年の見通しは明るいとは言えない。ポンドは対ドルで約20%下落しており、コスト増分は早晩、販売価格に転嫁されることになる。

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