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株式・為替など投資にまつわる不安に対処するには? 自らを追い込まないように検討しておきたいこと

――緊急リレー連載・大震災で今すぐ役立つマネー知識⑥

生活設計塾クルー
2011年3月24日
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未曾有の大災害が東北・関東地方を襲った。着の身着のままで避難せざるを得ず、住居や家財、現金を失い、お金の問題で様々な不安を抱かれている被災者の方も多いと思われる。そうした方々や支援者の方々が今すぐに役立てられるマネーの知識を、独立系ファイナンシャルプランナー集団「生活設計塾クルー」のメンバーが全6回のリレー形式でお伝えする。

暴落や乱高下の不安、
ストレスに対処するための考え方

 このたびの東日本大震災で被災された方々、そのご家族、ご関係者のみなさまへ心よりお見舞い申し上げます。

 金融危機以降、2009年に相場は底を打ち、2010年を凌いで「さあ、今年こそは」と期待して臨んだのにもかかわらず、東日本巨大地震の発生で楽観的な見方は吹き飛んでしまい、再び不安に思う人が多いだろう。そこで金融危機以降、筆者が投資に悩む相談者に繰り返してきた話を改めてご案内したい。

 まずは「相場展開の逆の事態を想定する」。上昇時に上値の予想を行っても冷静にはなれず、むしろ下値の予想の信頼度は高いものになる。

 たとえば日経平均株価で言えば、2005年の小泉政権衆院選大勝後1万8000円まで株価が上昇する過程で筆者は下値の目安を以下のように考えた。押し目買い期待で、まず1万6000円、それを割り込んだら1万4000円、最悪は1万2000円、それさえも割り込んだら、1万円では止まらず8000円だと。

 最悪という意味は、そこまで下がると企業に成長を期待する相場から破綻を懸念する相場に変質すると考えたからだ。金融危機以降、この想定をモノサシに「企業が破綻せず利益を期待する環境=日経平均株価は1万2000円まで戻る」と考えている。優良企業の大半が、解散価値まで売り込まれた8000円以下の水準は安すぎると当時考えた。

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特定の金融機関に属さない独立系ファイナンシャルプランナー集団。経験に裏打ちされた独自の視点で、一人ひとりの将来設計に応じた資産運用や保障設計のアドバイスを行なう。また、セミナーや執筆活動も幅広く展開。金融・経済、金融商品、社会保険等について中立の立場から情報を発信している。生活設計塾クルーのウェブサイト


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