[パリ 26日 ロイター] - 今年のフランス大統領選で最有力候補とされる中道・右派統一候補、フィヨン元首相は26日、ペネロプ夫人が給与を不正に受け取っていたとの疑惑を否定し、大統領選への出馬に悪影響を与えようとする行為だと非難した。

25日付の週刊紙カナール・アンシェネは、ペネロプ夫人がフィヨン氏の議員秘書などの名目で総額60万ユーロ(64万5000ドル)の支払いを受けていたが、実際には働いていなかったと報じた。

フィヨン氏はTF1テレビに対し、夫人が実際に働いていたとし、演説の内容確認や同氏のために人と面会するなどしていたと述べた。

同氏は、夫人が1997年から給与を受け取っていたにもかかわらず、なぜこの事実が「大統領選の2カ月半前となる現在に明るみになったのか」とし、大統領選から自身を降ろそうとする試みであることは明白だと述べた。

フィヨン氏はまた、弁護士の子ども2人も過去に同氏のために働き、給与を受け取ったことがあると明らかにした。

検察当局は25日、公金流用の疑いで予備的な捜査に着手した。フィヨン氏の弁護人は26日、証拠提出のため検察当局を訪問した。

フィヨン氏は、大統領選に出馬するとあらためて表明した上で、公式な捜査に進展すれば出馬を断念する可能性があると述べた。

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