[ニューヨーク 27日 ロイター] - ドルが買われ対円で1週間ぶりの高値に上昇。115円台前半で推移した。

トランプ米大統領が高い成長率の実現に向けた政策を実行するとの期待が根強い。昨年第4・四半期の米国内総生産(GDP)成長率が市場予想を下回ったことを受けて、ドルは一時的に弱含む場面もみられた。

フォレックス・ドットコム(ロンドン)の市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「トランプ氏は前週末の大統領就任直後から全力で職務に取り組んでおり、この一週間で数々の大統領令を発令した。トランプ氏なら経済成長を押し上げてくれるのではないかとの期待が根強く、そのことがドル買いを支えているかもしれない」と述べた。

通商問題をめぐるトランプ氏の保守主義的な姿勢は懸念されるものの、減税や財政出動をめぐる期待が不安を和らげているという。「通商問題に対する不安はかなりあいまいで、表面化するまで投資家の信頼が損なわれることはない」(ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツのカール・シャオモッタ氏)との声も聞かれる。

経済指標では、昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値が年率1.9%増と、伸びは第3・四半期の3.5%増から大きく減速した。市場予想の2.2%増も下回った。大豆輸出の急減が押し下げ要因となった。ただ個人消費は堅調で企業投資も上向いており、今後も米経済の拡大は続くとみられる。

UFXドットコム(キプロス)のデニス・デヨング氏はGDP統計について「底堅かったが特に注目すべき点もなかった」とした上で、米連邦準備理事会(FRB)は今年、複数回利上げを行うとの見方に変わりないと述べた。

ドル/円<JPY=>は0.5%高の115.11円。一時115.37円まで値上がりした。ドルは対ポンド<GBP=>で0.3%安の1.2559ドル。ユーロ/ドル<EUR=>は0.1%高の1.0693ドル。ドル指数<.DXY>は0.2%高の100.60。

ドル/円 NY終値 115.06/115.10 <JPY22H=>

始値 115.07 <JPY=>

高値 115.37

安値 114.76

ユーロ/ドル NY終値 1.0694/1.0704 <EUR22H=>

始値 1.0692 <EUR=>

高値 1.0724

安値 1.0671