[パリ 29日 ロイター] - 今年4─5月のフランス大統領選に向けて与党・社会党を中心とする左派連合が統一候補を決める予備選の決選投票が29日行われ、開票率60%の段階でブノワ・アモン前国民教育相(49)が得票率58.65%でマニュエル・バルス前首相を抑えて、勝利が確定した。

現職オランド大統領の支持率低迷を背景に、社会党候補は世論調査で他の候補に対して苦戦を強いられており、大統領選(2回投票制)では4月23日に行われる1回目の投票で敗退する公算が大きいとみられている。

世論調査では中道右派候補のフランソワ・フィヨン元首相と極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首の人気が高く、5月7日の決選投票で一騎打ちになると予想されている。

また、独立系候補のエマニュエル・マクロン氏が中道的な政策を掲げて支持を伸ばしており、今後波乱を起こす可能性がある。

政治活動家などは、伝統的左派のアモン氏が企業寄りで中道派に近いバルス前首相を抑えて左派候補となったことで、バルス氏の支持者が元銀行員のマクロン氏に流れる可能性が高いと指摘する。