[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比144円62銭安の1万9322円78銭となり、4日ぶりに反落した。前週末までの急ピッチな株高の反動に加え、ドル114円台で円高方向に振れた為替相場が重荷となった。明日まで予定される日銀の金融政策決定会合を前にしたポジション調整売りも重なった。下げ幅は一時170円超となったが、前引けにかけては下げ渋る動きをみせた。

前週末の米国株がまちまちで外部環境に手掛かり材料が乏しい中、日本株はじり安の展開となった。日経平均は1万9300円を下回る場面もあったが、日銀によるETF(上場投信)買いの期待が下値を支えた。業種別では銀行業が下落率トップ。大型株で構成するTOPIXコア30<.TOPXC>は0.95%安。下落率は日経平均(0.74%)、TOPIX(0.70%)を上回り、主力株のさえない動きが目立った。

東証1部売買代金はここまで8933億円と商いは低調。マネックス証券・チーフストラテジストの広木隆氏は「今週は重要イベントが目白押しで動きづらい」としたうえで、「日銀の政策変更はないとみられるが、国債オペの方法についての考え方などがポイントとなり、総裁会見などを見極めたいところ。FOMC(米連邦公開市場委員会)後に3月の米利上げ観測が強まるかどうかも市場は気にしている」と話している。

東証1部騰落数は、値上がり616銘柄に対し、値下がりが1243銘柄、変わらずが142銘柄だった。