ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

ドル114円半ば、「トランプ旋風」に疲労感

2017年1月30日

[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、27日のニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の114円半ば。前週末に115.40円の手前で上値が抑えられたことや、この日の株安を嫌気して、若干のドル売りとなった。矢継ぎ早の米大統領令とその後の混乱については、逐一反応していられないとされ、疲労感が出始めている。

朝方114.60/70円付近だったドルは、午前8時過ぎに114.95円まで上昇した後はじり安となり、正午過ぎに114.27円まで下落した。中国が旧正月の休暇で市場参加者が少なく、短期筋中心の取引だったという。きょうは五・十日で実需筋のフローが出る可能性もあったが、きょうはそれほど出ていなかったという。

市場では「特に円が強いわけではない。むしろドル売りに傾斜気味」(FX会社)という。

米国ではトランプ大統領が、シリア難民の無期限の受け入れ停止や、イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメン市民へのビザ発給を90日間停止する大統領令に署名したことで混乱が広がっている。

難民・移民制限の米大統領令については、民主党だけでなく共和党からも非難の声が出ているほか、多くの外国人を雇用する米ハイテク企業でも反発が強まっている。

矢継ぎ早の大統領令署名は「トランプ旋風」とも呼ばれているが、為替市場では「10日前ならまだしも、この期に及んでは、トランプ氏がすることにいちいち付き合っていられない」(前出のFX会社)との指摘がある。

一方、「具体的な財政政策が示される予算教書が出てくるまで、市場のムードはリスク回避に傾きやすい」(国内金融機関)との見方も出ていた。

27日発表の米10─12月期国内総生産(GDP)速報値は年率1.9%増と、ロイターがまとめた市場予想の同2.2%増を下回った。

市場では「GDPがこの数字であれば、米国の利上げ期待もそれほど後退するものではない。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後にイエレン議長の会見はないが、声明文は年内2─3回の利上げを示唆するのではないか」(別の国内金融機関)との声が出ていた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 114.57/59 1.0722/26 122.85/89

午前9時現在 114.65/67 1.0715/19 122.86/90

NY午後5時 115.06/10 1.0694/04 123.09/13 

(為替マーケット・チーム)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧