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NECが通期予想を下方修正、減収減益に 見通しの甘さに批判も

2017年1月30日

[東京 30日 ロイター] - NEC<6701.T>は30日、2017年3月期連結業績予想(国際会計基準)を下方修正すると発表した。海外を中心としたテレコムキャリア事業やハードウエアなどのシステムプラットフォーム事業の不振が足を引っ張り、増収増益予想が一転、減収減益予想となった。

売上高に相当する売上収益予想は前年比5.1%減の2兆6800億円(前回予想から2000億円減)、営業利益予想は同67.2%減の300億円(同700億円減)、当期利益予想は同73.7%減の200億円(同300億円減)に引き下げた。

前年同期よりも円高水準にある為替レートに加え、通信事業者の投資停滞や、前年にあったハードウエアの大型案件の売り上げはく落などが収益を下押しする。

新野隆社長兼最高経営責任者(CEO)は会見で「第3・四半期の売上収益と営業利益が計画を大きく下回り、第4・四半期の見通しも非常に厳しいことを総合的に勘案した」と説明。「新しい業績予想をなんとしても達成し、期初に約束した6円配当を実現したい」と語った。

新野社長によると、10、11月はほぼ想定通りだったが、12月に大きく悪化したという。

記者からは見通しの甘さや発表のタイミングを問う質問が相次いた。新野社長は「これだけ大きく予算(計画)と実績がかい離することについては根本的に何か問題があるのではないかと社内でも議論している」ことを明らかにした上で、今後は「実行可能な計画だということがある程度把握できるレベルまで予算編成の段階で内容を詰めたい」と語った。

中期経営計画を見直す可能性については「まずは来年度の数字の見極めが非常に重要だ。現時点では変更は考えていない」としながらも、「絶対に変えないというわけではない」とも述べ、見直しに含みを持たせた。

同社は2019年3月期に売上収益3兆円、営業利益1500億円を目指している。

2016年4─12月期は売上収益が前年比8.2%減の1兆7944億円、営業収益は170億円の赤字(前年は276億円の黒字)、当期損益は28億円の赤字(同134億円の黒字)だった。

(志田義寧)

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