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緊急連載:被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌

雪降る中の現地入り
――被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌①

裴 英洙
【第1回】 2011年3月25日
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3月11日に発生した東日本大震災。多数の死傷者が出て、壊滅的な打撃を受けた被災地・石巻の赤十字病院へ、日本医師会が派遣する災害医療チーム「JMAT」(ジェイマット)の一員として派遣された30代医師の現場レポートを、可能な限りリアルタイムに更新していく。災害そして医療の現場で、日々何が起こっているのか。

3月24日 深夜の現地入り

 日本医師会が派遣する災害医療チーム「JMAT」(ジェイマット)の一員として、神奈川県医師会から宮城県の石巻赤十字病院に派遣されることになった。JMATとは、医師や看護職員、事務職員(運転手)等で構成される災害医療チーム。3日~1週間程度、岩手や宮城、福島、茨城の各県に滞在し、現場の医療チームをサポートするのが使命だ。

 医療者として少しでも被災地の方々のお手伝いが出来たらと思い志願した、いわゆる「ボランティア医師」である。

 我々のチームは、医師と放射線技師、事務職員の3人。3月23日(水)の21時ごろに神奈川県厚木市を出発し、24日(木)の早朝に石巻市に到着した。出発時は、雪が降っていたので渋滞になるかと思ったが、予想していたよりは高速道路は空いていた。

 仮眠を取った後、午前6時に石巻赤十字病院に入り、7時から現地の医師とミーティングした。すでに全国の赤十字病院、都道府県医師会、その他医療機関から、約40の医療チームが現地入りしているらしく、東京からもJMATのチームが参加していた。

直接外傷を受けた人は少ないが…

 我々のチームに最初から何か役割が与えられているわけではなかった。現場の医師からは「どういう医療サポートが出来るか?」と尋ねられたので、「避難所の人たちの健康管理を支援したい」と答えた。他には、病院に残って、急性期の患者の治療をサポートする選択肢もあったが、やめた。今回の大震災は通常の地震とは違い、地震や火事で直接外傷を受けた人は少ないと聞いたからだ。

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