[パリ 30日 ロイター] - 今年のフランス大統領選の中道・右派統一候補であるフィヨン元首相とぺネロプ夫人は30日、5時間にわたり捜査官の聴取を受けた。検察当局は、夫人が勤務実態がないにもかかわらず、フィヨン氏の議員秘書などの名目で給与を受け取っていたとする疑惑を調べている。

フィヨン氏は疑惑を否定したが、世論調査で支持率は低下。最有力候補とされてきたフィヨン氏をめぐる問題は大統領選に大きく影響しかねない。

フィヨン氏は、自身と妻は「妻の勤務事実の証明」につながる情報を提供したと説明した。

今回の聴取は予備的捜査における通常の手続きであり、犯罪行為を示唆するものではない。

ただ、フィヨン氏は先に、正式な捜査に進展する場合は出馬を断念すると述べており、その場合に共和党が別の候補を選出する時間はわずかしかない。