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野村の16年10─12月期は当期利益が倍増、収益構造に変化

2017年1月31日

[東京 31日 ロイター] - 野村ホールディングス<8604.T>が31日発表した2016年10─12月期連結決算(米国会計基準)は、当期利益が前年同期比およそ倍増の703億円となった。営業(リテール)部門の不調を、金利・為替関連のトレーディングなどを行うホールセール部門の好調が補い、グループ全体の収益構造に変化が生じている。

リテールの税引き前利益は、前年同期比7%減の259億円。米大統領選後の株式相場の回復を受け、投資家が値上がりした株式や投信などを利益確定のため売却し、再投資に回っていないという。

野村のリテールからは約3380億円の資金純流出となり、7─9月期の3190億円の純流入から流出に転じた。

北村巧・財務統括責任者(CFO)はこの日の会見で、足元の投資家の動きについて「依然として個人の動きは本格的になっておらず、スロー(遅い)」と語った。

<収益構造に変化、ホールセールが半分以上を稼ぐ>

対象的に好調なのはホールセール部門。米州のほかアジアの収益が順調に伸び、税引き前利益は同4.8倍の474億円だった。

昨年実施したコスト削減によって、今期に入って野村の収益構造が変わりつつある。これまで野村グル―プの原動力はリテールだったが、欧州を中心とする海外の大幅なコスト削減が功を奏し、リテールに代わってホールセールが主要3部門の利益の半分以上を稼ぐようになった。

10─12月期にホールセールは全体の税引き前利益の54%を稼いだ。リテールは30%、アセット・マネジメントは16%だった。

グル―プ全体の4─12月期(9カ月)の連結当期利益は、前年同期比18%増の1783億円。

今期中に500億円の税引き前利益を計上する目標の海外部門では、9カ月間ですでに700億円以上の税引き前利益を計上している。

*内容を追加しました。

(江本恵美)

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