ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

キヤノン17年度は3年ぶり増益予想、医療機器事業買収の効果

2017年1月31日

[東京 31日 ロイター] - キヤノン<7751.T>は31日、2017年12月期の連結営業利益(米国基準)が前年比11.4%増の2550億円の見通しだと発表した。増益となれば3年ぶり。昨年12月末に買収を完了した医療機器メーカーのグループ入りの効果などを見込む。

2550億円の営業利益予想は、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト19人の予測平均値2549億円と同水準。17年12月期の売上高は17.6%増の4兆円を見込む。

キヤノンは昨年、東芝<6502.T>から東芝メディカルシステムズ(18年初頭に「キヤノンメディカルシステムズ」に社名変更予定)を6655億円で買収した。

田中稔三副社長は、17年度のキヤノン連結業績予想への押し上げ効果として「営業利益段階で100億円から150億円ぐらい」と説明した。M&A(合併・買収)に伴う会計処理が確定しておらず、暫定的な数値だという。

カメラや事務機など主力事業は成熟化が著しく、営業利益率も過去数年間の9%台から16年度は6.7%に落ちこみ、17年度も6.4%にとどまる見通し。こうした状況で注力するのが医療機器やネットワークカメラなど、近年M&Aを通じて拡大してきた新規事業だ。

田中副社長は「16年度は新規事業が売上高に占める割合は約15%だったが、17年度は30%近くに伸びる予定。当社が打ってきた手が確実に業績に反映されている」と強調した。

<東芝半導体への投資は「難しい」>

田中氏は、東芝が分社する方針を決めた半導体メモリー事業への投資について、「成長への投資が目白押しで、東芝半導体事業への投資は難しい」と述べた。

16年12月期の連結業績は売上高が前年比10.5%減の3兆4014億円、営業利益が35.6%減の2288億円、純利益が31.6%減の1506億円だった。

円高の影響が売上高で約2800億円、営業利益で1000億円に上ったという。

(浜田健太郎)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧