[東京 31日 ロイター] - キリンホールディングス <2503.T>の磯崎功典社長は31日、記者団に対し「キリンビールがブラジル市場から全く消えてしまうことはない」と述べた。ブラジル事業を行う子会社のブラジルキリンの売却交渉を行っていることは認めたうえで、結論は出ていないとし、ブラジル市場での「一番搾り」の販売を継続したい考えも示した。

磯崎社長は、業績が回復基調に入り「ようやく、他社から声がかかるレベルに持ってくることができた」とし、オランダのハイネケン<HEIN.AS>をはじめとして、複数社から買収の声が掛かったことを明らかにした。

そのうえで「(売却について)話し合っていることは確か。後はいろいろな交渉次第」と述べた。また、自主再建も排除しない考え方も改めて示した。

キリンは2011年に約3000億円を投じてスキンカリオール(現ブラジルキリン)を買収、ブラジルに進出した。

(清水律子)