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三菱自が今期営業黒字へ、採算改善と円安で赤字予想から一転 

2017年1月31日

[東京 31日 ロイター] - 三菱自動車<7211.T>は31日、2017年3月期通期の連結業績予想を上方修正したと発表した。営業損益は10億円の黒字(前期は1384億円の黒字)となる見通し。従来は276億円の赤字を見込んでいたが、為替の円安効果に加え、経営効率の改善が寄与する。

会見した池谷光司副社長は、営業黒字見通しに転換した理由について、日産自動車<7201.T>との提携開始以降、「採算を重視した経営管理の取り組みを一段と進め、経営効率の改善による収益力強化に努めてきた」と説明。為替の変動を踏まえて採算優先で販売地域を変更したほか、広告宣伝やインセンティブ(販売奨励金)の管理、日産をベンチマークにした購買施策などを実施した効果が表れているという。

通期純損益の赤字も従来の2396億円から2020億円に縮小する見通し。前回の通期予想で燃費データ不正関連の損失を多めに織り込んでおり、16年10―12月期に引当金が一部戻ったため。通期の売上高予想は従来の1兆8400億円から1兆8900億円に引き上げた。

トランプ大統領の政策に揺れる米国市場に関して、三菱自は15年に米国での生産から撤退しているが、年間10万台規模の販売を継続している。池谷副社長は「米国は重要なマーケット」と指摘し、「いかにボリュームを膨らませるかを考えなければならない」と述べ、あらためて販売からは撤退しない考えを強調。トランプ氏の政策、米国市場の動きを「注視していく」と述べた。

(白木真紀)

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