[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米国株式市場は、ダウ工業株30種平均とS&P総合500種が続落した。企業決算への失望感やトランプ米大統領の政策運営への懸念が広まる中で景気動向に敏感な銘柄が売られた。

貨物輸送のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)<UPS.N>は6.8%安。四半期決算が赤字に転落し、通年の利益見通しが市場予想に届かなかったことが嫌われた。

スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA.N>は23.4%急落した。四半期決算は売上高が低い伸びにとどまり、通年の売上高見通しも市場予想を下回った。

半面、ヘルスケア株は全般に堅調で、NYSEアーカ医薬品株指数<.DRG>は1.3%上昇した。トランプ大統領は製薬大手の首脳と会談し、規制緩和に前向きな姿勢を示した。ハイテク株や金融株も全般に下げた。

市場では、トランプ大統領の政策運営の重点は税制改革や財政刺激策といった、大統領選後の株高を誘発したような項目にはないとの懸念が一部で強まっている。

ブンダーリッヒ・セキュリティーズのチーフ・マーケット・ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「人気のない政策の実行に政治的資源を浪費し始めれば、有権者の支持を失い、税制改革の実行能力に疑問符が付く」と述べた。

ホーガン氏は米株式市場については引き続き上昇基調を保っているとみている。

ボヤ・インベストメント・マネジメントのポール・ゼムスキー最高投資責任者も「米景気には勢いがあり、労働市場も堅調だ」として、今は押し目買いの好機との見方を示した。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.75対1だった。ナスダックも1.59対1で上げが下げを上回った。

*内容を追加しました。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 19864.09 -107.04 -0.54 19913.16 19918.17 19784.77 <.DJI>

前営業日終値 19971.13

ナスダック総合 5614.79 +1.07 +0.02 5592.87 5615.15 5576.09 <.IXIC>

前営業日終値 5613.71

S&P総合500種 2278.87 -2.03 -0.09 2274.02 2279.09 2267.21 <.SPX>

前営業日終値 2280.90

ダウ輸送株20種 9191.98 -137.36 -1.47 <.DJT>

ダウ公共株15種 668.87 +10.87 +1.65 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 944.28 -12.56 -1.31 <.SOX>

VIX指数 11.99 +0.11 +0.93 <.VIX>

S&P一般消費財 674.91 -1.88 -0.28 <.SPLRCD>

S&P素材 326.49 -2.09 -0.63 <.SPLRCM>

S&P工業 545.43 -5.13 -0.93 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 539.51 +1.87 +0.35 <.SPLRCS>

S&P金融 387.01 -2.66 -0.68 <.SPSY>

S&P不動産 189.99 +1.49 +0.79 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 534.34 -0.52 -0.10 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 814.06 +11.29 +1.41 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 170.43 +0.23 +0.14 <.SPLRCL>

S&P情報技術 843.03 -5.17 -0.61 <.SPLRCT>

S&P公益事業 249.82 +3.97 +1.61 <.SPLRCU>

NYSE出来高 11.16億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19020 + 40 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 18980 0 大阪比 <0#NIY:>