[デトロイト 1日 ロイター] - 自動車メーカー各社が発表した1月の米販売台数はスポーツ用多目的車(SUV)への消費者の嗜好のシフトが加速するなか、各社まちまちとなった。

メーカーの間でレンタカー業者や政府関連機関などへの一括販売よりも利益の高い個人向けの小売販売に軸足を移す動きも見られた。

調査会社オートデータによると、1月の販売台数は前年同月比1.8%減の114万台、年率換算で1761万台。

トラックとSUVの全体の販売に占める割合は62.6%となり、前年同月の58.2%から上昇した。

フリート販売(一括販売)はレンタカー業者向けを中心に乗用車が多くなる傾向があるが、消費者の嗜好は乗用車からSUVやトラックなどにシフト。日産ブランドの米国販売責任者、ジュディー・ウィーラー氏は「今年はトラックとクロスオーバーSUVの年となる」としている。

米国勢ではゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>が3.8%減る一方、フォード・モーター<F.N>はトラックが好調でアナリスト予想を上回った。

フォードは0.6%減。業界アナリスト予想平均は約3%減だった。ピックアップトラック「Fシリーズ」の売り上げが12.5%増えた。一方、乗用車は17.5%減少した。

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI><FCAU.N>の減少率が11%、市場予想は16%だった。フリート販売の減少が響いた。ただジープブランドのSUV販売も7%減少した。

日本勢ではホンダ<7267.T>と日産自動車<7201.T>がともに約6%増。一方、トヨタ自動車<7203.T>は11%減少した。

業界の販売台数は昨年12月分が予想を上回り、1月の売り上げを圧迫した側面がある。1月は通常、年間でもっとも低水準とされる。一部アナリストは、1月分の販売水準(年率)を深読みしないよう注意を促す。

昨年は過去最高を記録している。トランプ政権の経済・規制政策への期待から、今年も過去最高を更新すると、業界内で楽観的な見方も出ている。