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NY市場サマリー(1日)

2017年2月2日

[1日 ロイター] - <為替> 米連邦準備理事会(FRB)が1日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で今後の利上げへ向けてタカ派色を強める姿勢を示さなかったことを受け、ドルの主要通貨に対する上げ幅が縮小した。

FRBはトランプ政権発足後初めてとなったFOMCで政策金利を据え置くとともに、声明では米経済の先行きについて比較的前向きな見方を示し、年内は金融引き締めを続けるとの方針を示唆した。

だがアナリストの話では、FOMC声明が低めのインフレ指標を指摘したため、FRBが今後、利上げへ向けてより積極的になるとの見方が後退したという。

クレディ・スイス(ニューヨーク)の世界外為戦略部門責任者、シャハブ・ジャリヌース氏は「市場はFOMC声明からは、FRBがタカ派姿勢を強める引き金となる要因について、新たな手掛かりを読み取ることができなかった。そのことが、利益確定のドル売りを若干誘発した」と述べた。

<債券> FOMC声明の公表を受けて、国債価格が下げ幅を縮小した。FRBはトランプ政権の発足後初となるFOMC会合で、金利据え置きを決定するとともに、タカ派トーンを強めることなく、米景気に明るい見方を示した。

FTNファイナンシャルの金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は「予測していた以上に無風だった。タカ派姿勢を強めたことを示唆するものはなく、12月からの変化を示すような兆しは何もなかった」と話す。

指標10年債<US10YT=RR>利回りは、朝方堅調な指標が相次いだことで一時2.52%まで上昇する場面もあった。社債の供給も利回りの押し上げ要因となったという。

<株式> ダウ工業株30種とS&P総合500種が反発して取引を終えた。S&Pの上昇は5日ぶり。アップル株が大きく値上がりし、主要株価指数を押し上げた。

米アップル<AAPL.O>は、6.1%高。終値は1年半ぶりの高値水準だった。アップル株の上昇効果を除くと、主要3指数はいずれも下落していた計算になる。

FOMC声明では、雇用の伸びは引き続き堅調だとしたほか、物価についても楽観的で、順調な経済回復が続いているとの見方を示した。ただ、次回の追加利上げ時期に関する踏み込んだ表現は見られず、この日、おおむねプラス圏で推移した金融株の上値を重くした。S&P金融株指数<.SPSY>は0.04%高だった。

<金先物> 朝方発表された堅調な米経済指標が重しとなって小反落した。

早朝までは強含みに推移していたが、オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)がまとめた1月の全米雇用報告で、民間就業者数の伸びが市場予想を大きく上回ったことをきっかけに、市場のリスク投資意欲が再燃。安全資産とされる金塊はマイナス圏に沈んだ。

清算値確定後に、FOMC声明が発表されると、やや値動きが荒くなったものの、引き続き上値は重い。

<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国が着実に減産合意を履行しているとの報を受けて買われ、続伸した。

また、米国内での最新週の産油量が日量で4万6000バレル減少したとの報も相場を押し上げる要因となった。

FOMC声明の公表後は、外国為替市場でドルが対ユーロで下落したため、これに伴う割安感から原油相場も上げ幅を拡大した。

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