[東京 2日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)の古沢満宏副専務理事は2日、米新政権の政策スタンスが依然として不透明だとした上で、同国の成長率予測は不確実との認識を示した。アジア経済に関しては「短期的には強い見通しだが、下振れリスクが支配的」と述べ、米国を含めた先進国での保護主義の高まりが、金融市場でのボラティリティーを高める可能性があると指摘した。

IMFと国際協力機構(JICA)が都内で開いたセミナーで講演した。IMFは2017年の米成長率見通しを2.3%、18年は2.5%と予測。古沢氏は、米国での「短期的な財政刺激の発動を前提としている」とした一方、トランプ米大統領の経済政策が見通せないことを踏まえ、「これらの予測数字は依然不確実だ」と語った。