1月30日、デイトレーダーはトランプ米大統領(写真)の「ツイート砲」を材料にして取引するのが大好きだが、ヘッジファンドや銀行の最も著名な計量分析専門家の一部は、同大統領のツイートから大胆な大量取引をするには時期尚早との見方を示している。オハイオ州で昨年10月撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - デイトレーダーはトランプ米大統領の「ツイート砲」を材料にして取引するのが大好きだが、ヘッジファンドや銀行の最も著名な計量分析専門家の一部は、同大統領のツイートから大胆な大量取引をするには時期尚早との見方を示している。

 トランプ大統領の活発なツイートは、金融市場のボラティリティーを高めている。これは、激しく変動する相場に賭けるデイトレーダーには良いことだ。低金利環境下で市場の動きが比較的安定し、予測しやすくなっていたため、短期売買のトレーダーはこの数年、苦戦していた。

「トランプ氏のツイートは短期筋に良い機会を与えている」と語るのは、ロンドンを拠点とするヘッジファンド「ハーモニック・キャピタル・パートナーズ」のパートナー、パトリック・サフベンブラード氏。

 だが、クオンツ運用マネジャーはパターンを確立するのに少なくとも5年から10年のデータを必要とするため、同社にとっては正しい戦略ではないという。

 クオンツ運用では、将来の市場の動きを予測するため、取引行動や資産価格のパターンあるいは動向を分析し、公式をつくり出す。これらがインプットされた高性能コンピューターは、アルゴリズムに基づいて自動的に売買する。

 これら天性の数学者たちにとっては、トランプ氏のツイートはあまりに散発的で、意義ある投資戦略としては使えないという。