[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は3日、ECBの債券買い入れ策は物価の押し上げを目標としており、ユーロ加盟各国の借り入れコストに影響を与えることを目的としたものではないとの見解を示した。

ECBは国債買い入れについて発行体当たりの保有上限を全体の3分の1とする規定を設けており、この規定に反しないようECBはポルトガル国債の買い入れを抑制。その結果、ポルトガルの国債利回りは他のユーロ加盟国よりも速いペースで上昇している。

こうしたなかポルトガルの公的財政の見通しに対する懸念が出ているが、ドラギ総裁はポルトガル出身の欧州議員への書簡で、ECBの買い入れ策はインフレの押し上げを唯一の目標としていると説明。

「資産購入プログラム(APP)は低インフレが長期にわたり継続するリスクに対応するもので、ユーロ加盟各国の利回り動向を目標とするものではない」と述べた。