[ニューヨーク 3日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で下落し112円台後半で推移した。朝方発表された雇用統計は賃金の伸びが予想を下回る結果となり、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍るのではないかとの見方が広がった。

1月の雇用統計は非農業部門雇用者数が22万7000人増と、市場予想の17万5000人を上回って増加。特に建設業と小売業で雇用が拡大し、4カ月ぶりの大きな伸びとなった。一方、時間当たり平均賃金の増加は前月比0.1%(0.03ドル)にとどまり、労働市場になおスラック(需給の緩み)が存在している可能性が示された。前年比の伸びは2.5%となり、前月の2.8%から鈍化した。

CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物が織り込む3月利上げの確率は雇用統計発表後に10%未満となった。一方、6月利上げの確率は60%を超えている。フォレックス・ドットコムの調査部長、ジェームズ・チェン氏は「賃金の伸びが低いと受け止められ、目先の利上げ観測が大幅に後退した」と指摘した。

ドル/円は0.1%下落の112.70円。週間では2.3%値下がりし、昨年7月以来の大幅な下げとなった。ドル指数は6週連続で下落。ユーロ/ドルは0.2%高の1.0775ドル。