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モスルの5つ星ホテル、廃墟に残るIS支配の爪跡

ロイター
2017年2月6日
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2月2日、かつてイラク富裕層の常連客でにぎわっていたモスル東部の5つ星ホテルは、過激派組織「イスラム国」に占拠されて以来、違う種類の上客に取って代わられた。同組織の外国人戦闘員や自爆要員だ。同ホテルで1月撮影(2017年 ロイター/Ahmed Jadallah)

[モスル 2日 ロイター] - かつてイラク富裕層の常連客でにぎわっていたモスル東部の5つ星ホテルは、過激派組織「イスラム国」に占拠されて以来、違う種類の上客に取って代わられた。同組織の外国人戦闘員や自爆要員だ。

 イラク軍は最近、廃墟と化した「ニネワ・オベロイ・ホテル」をイスラム国から奪還した。ホテルからは広大なモスルを見渡すことができ、戦略拠点の1つとなっている。

 とはいえ、イラク軍がはるかに複雑な戦場となるモスル西部への進撃準備を進めるなか、ヤシの木に囲まれた11階建ての同ホテルは、今後待ち受ける多くの危険と不確実性を喚起している。

 ホテルはチグリス川を臨み、イスラム国のスナイパーによる狙撃や迫撃砲を受ける可能性のある距離に位置する。

 モスルを東西に分けるチグリス川の西側にいる敵の位置を見つけるため、ホテル高層階の部屋に足を踏み入れたイラク軍兵士は、目にしたくない現実を理解する。

 カーテンはイスラム国の狙撃手が放った銃弾でぼろぼろになっている。イラクの治安当局者によると、最も危険なのが外国人戦闘員で、彼らは報酬としてこのホテルに滞在していた。

 1980年代に建設され、客室数265室の同ホテルは、フセイン元大統領のバース党に対する忠誠の見返りとして、軍や政府の当局者、ビジネスマンら権力層に提供されていた。

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