[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した第4・四半期の小売売上高(季節調整済み)は前期比0.9%増となり、市場予想と一致した。同四半期の国内総生産(GDP)が再びプラス成長に転じた可能性を示した。

ただ、12月単月の小売売上高は前月比0.1%減と、2015年12月以来1年ぶりの減少となった。市場予想の0.3%増を大幅に下回った。10月、11月分についても下方修正された。

小売売上高が減少するのは過去3年程度で3回目。小売売上はGDPの約17%を占めている。

第4・四半期は日用品の販売が増えたが、値下げの実施が背景にある。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ケイト・ヒッキー氏は「消費の伸びが崩れることはないだろうが、今年鈍化する恐れはある。いつまでも低い賃金の伸びと控えめな雇用の伸びが理由だ」と分析した。

また、「今年は住宅市場による消費押し上げがそれほど大きくない可能性を示している」とした。

第4・四半期GDPは3月1日に発表予定。第3・四半期にマイナス成長に陥ったが、エコノミストらは総じて、プラス成長への回復を見込んでいる。

統計局が試験的に公表しているオンライン小売売上高は12月に14.1%増加した。