[東京 6日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、先週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べて、若干ドル安/円高の112.57/59円だった。株価の不安定な値動きをながめて下押しする場面があった一方、米金利が持ち直すのをながめて底堅さも意識され、方向感は出なかった。

午後のドル/円は、112円半ばを軸に、方向感なく推移した。10―11日に迫った日米首脳会談を前に、米国サイドからの通貨安批判への警戒感から戻りは鈍かったが、米10年債利回りがじわりと上昇しドル/円を支援した。

トランプ大統領はTPPを離脱表明する一方で、二国間FTA(自由貿易協定)を重要視する考えを示しており、市場では、米国のTPP離脱によって失われる「通貨安競争を回避する」との参加国12カ国の共同宣言(昨年11月)を日米FTAに盛り込んでくるとの見方が出ている。

首脳会談に同行する麻生財務相は3日、トランプ大統領の通貨安批判について、「通貨の競争的切り下げを回避するという、これまでのG7やG20の合意に沿って、今後とも適切に対応していく」と述べた。

トランプ大統領の金融緩和批判については、「金融政策はそれぞれの国内目的を達成することに向けられている」とした。

きょうはフィラデルフィア連銀総裁の講演予定などがあるが、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計をこなすなかで、ドル/円と米金利の相関の弱まりが意識されており「利上げへの思惑だけでは相場はあまり動きそうにない」(国内金融機関)とされる。

午前のドル/円は、日米首脳会談への警戒感でドルの上値の重さが意識され、日経平均の上げ幅縮小も手伝い、一時112.22円まで下落した。

市場では「112円を割り込めば、一気に行くかどうかは別として、110円台がみえてくる」(金融機関)との声が聞かれた。

米商品先物取引委員会(CFTC)が3日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(1月31日までの1週間)は円の売り越しが5万8331枚と、前回の6万6840枚から減少。昨年12月初め以来の低水準となった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 112.57/59 1.0773/77 121.28/32

午前9時現在 112.64/66 1.0780/84 121.43/47

NY午後5時 112.62/64 1.0781/87 121.40/44

(為替マーケットチーム)