[ブカレスト 5日 ロイター] - ルーマニアの中道左派、社会民主党政権は5日、不正行為などの犯罪を免罪とする法令を撤回した。法令を巡っては、1989年のチャウシェスク独裁政権の崩壊以降、最大規模となる抗議デモが連日行われたほか、国際的な非難も浴びていた。

政府は、同法令は収容能力が限界に達している刑務所問題の緩和が目的としたが、数十人の汚職政治家が無罪放免となるため国民が反発。同法令には、ルーマニアが2007年に欧州連合(EU)に加盟して以来進めてきた改革の最大の後退との見方が出ている。

グリンデアーヌ首相は4日、ルーマニアを分断したくないと述べ、法令の取り消しを表明。政府は1月31日に同法令が承認された際の閣議の議事録の機密扱いも解除した。

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