[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではユーロがドルに対して下落し、1週間ぶりの安値をつけた。フランスの大統領選をはじめ、欧州で今後相次ぐ国政選挙の先行き不透明感がユーロの重しとなった。

ユーロ/ドル<EUR=>は一時、1月31日以来の安値水準となる1.0705ドルまで下落。終盤は0.4%安の1.0742ドルで取引された。

スコシアバンクのチーフ通貨ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「政治リスクがユーロを押し下げている」と指摘した。

市場では、フランスの極右政党「国民戦線」(FN)のマリーヌ・ルペン党首が4─5月の大統領選に向けた決起集会を開き、反グローバル化やフランスのユーロ圏離脱などを訴えたことに注目が集まった。

オランダでは3月、ドイツでも9月に国政選挙が予定されているほか、イタリアでも選挙の可能性がある。

フランスの政治状況に対する不安を背景に、フランス10年債とドイツ10年債との利回りのスプレッドは2012年末以来の水準まで拡大。

バンク・オブ・ザ・ウエストの外為取引担当ディレクター、アンドレス・ベルゲロ氏は「欧州政界の既成勢力にとって、ルペン氏というリスクが拡大していることを反映した動きだ」と語った。

一方、ドル/円<JPY=>は米国債の利回り低下を背景に、一時111.63円まで下落し、昨年11月下旬以来の安値水準をつけた。終盤は0.7%安の111.81円。

米国と日本の2年物国債の利回りスプレッドは、2カ月ぶりの水準となる136ベーシスポイント(bp)程度まで縮小する場面があった。

ドル/円 NY終値 111.71/111.78

始値 112.49

高値 112.58

安値 111.63

ユーロ/ドル NY終値 1.0749/1.0751

始値 1.0733

高値 1.0755

安値 1.0705