[ニューヨーク 7日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇した。このところの下げを受けてテクニカルな買いが入ったほか、欧州諸国で年内に予定されている選挙をめぐる先行き不透明感からユーロが売られ、ドルを押し上げた。

終盤のドル指数<.DXY>は0.4%高の100.27。ドル/円<JPY=>は0.4%高の112.21円で取引された。ユーロ/ドル<EUR=>は0.5%安の1.0695ドルと、1日としては約2週間ぶりの大幅下落となった。

ユーロは、フランスの大統領選で極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン党首が勢いを増していることやギリシャ債務問題の再燃が重しとなった。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ・マーケットアナリスト、オマー・エジナー氏は「年内に主要な選挙を多数控えたユーロ圏で政治的な先行き不透明感が強まっていることや、1月のパフォーマンスが過去30年間で最悪だったために値ごろ感から買いが入ったことがドルを押し上げた」と話した。

欧州はオランダ、ドイツで国政選挙が予定されており、イタリアでも選挙の可能性がある。さらにギリシャ支援問題がくすぶり、欧州中央銀行(ECB)の資産買い入れ縮小を控えていることもあり、投資家は警戒感を強めている。

TDセキュリティーズの外為戦略部門北米ヘッド、マーク・マコーミック氏は「欧州の周縁国と中核国の国債利回りスプレッドに注目が集まっている。欧州のクレジット市場はやや緊張が高まり始めている」とした。

この日は1月末の中国外貨準備高が前月から減少して6年ぶりに節目の3兆ドルを割り込むと、ドル高の流れが加速した。  

ドル/円 NY終値 112.37/112.40

始値 112.45

高値 112.57

安値 111.82

ユーロ/ドル NY終値 1.0680/1.0682

始値 1.0670

高値 1.0706

安値 1.0663

*表を更新しました。