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NY市場サマリー(7日)

2017年2月8日

[7日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して上昇した。このところの下げを受けてテクニカルな買いが入ったほか、欧州諸国で年内に予定されている選挙をめぐる先行き不透明感からユーロが売られ、ドルを押し上げた。

ユーロは、フランスの大統領選で極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン党首が勢いを増していることやギリシャ債務問題の再燃が重しとなった。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ・マーケットアナリスト、オマー・エジナー氏は「年内に主要な選挙を多数控えたユーロ圏で政治的な先行き不透明感が強まっていることや、1月のパフォーマンスが過去30年間で最悪だったために値ごろ感から買いが入ったことがドルを押し上げた」と話した。

TDセキュリティーズの外為戦略部門北米ヘッド、マーク・マコーミック氏は「欧州の周縁国と中核国の国債利回りスプレッドに注目が集まっている。欧州のクレジット市場はやや緊張が高まり始めている」とした。

この日は1月末の中国外貨準備高が前月から減少して6年ぶりに節目の3兆ドルを割り込むと、ドル高の流れが加速した。

<債券> 国債利回りが約3週間ぶりの水準に低下した。トランプ政権の成長支援策が後回しになる可能性に対し懸念が根強い。

10年債利回り<US10YT=RR>は一時2.37%と、1月18日以来の低水準を記録した。前日に50日移動平均を下回り、この日も一段と下がった。下押し圧力が強まり、荒い値動きを示していた相場の方向性が決まったと、アナリストらは指摘する。

他の国債利回りも、おおむね1月中旬以来の低水準をつけた。2年債利回り<US2YT=RR>は一時、1月17日以来の低水準を記録した。

240億ドルの3年債入札は堅調な結果となり、最高落札利回りは1.423%だった。

<株式> 主要株価指数が小幅高で取引を終えた。ハイテク株や消費関連銘柄が買われ、ナスダックは過去最高値を更新した。

セクター別ではハイテク株が堅調。アップル<AAPL.O>は約1%高、グーグルの持ち株会社であるアルファベット<GOOGL.O>は0.9%値上がりした。またS&P主要消費財株指数<.SPLRCS>は0.8%上昇した。

だが原油安を嫌気してエネルギー株は売られ、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は1.4%低下。石油のシェブロン<CVX.N>は1.4%安、エクソンモービル<XOM.N>は0.6%安となり、S&P総合500種の上値を抑えた。

自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は4.7%下落。同社の2016年第4・四半期決算は、ドル高に伴う為替差損の影響もあり、純利益が減少した。

<金先物> 続伸。トランプ米大統領による政権運営の先行きに不透明感が広がる中、引き続き安全資産としての買いが入った。

<米原油先物> 続落。ドル高基調に伴う割高感に加え、米国内の生産拡大などで主要産油国による協調減産効果が弱まるのではないかとの懸念に押された。

石油輸出国機構(OPEC)加盟11カ国とロシアなど非加盟国は協調減産を履行しているが、米国内でのシェールオイル・ガスの増産が協調減産効果を弱める恐れがあるとの警戒感も浮上。加えて、エネルギー消費大国である中国の石油需要の伸びが鈍化していることも圧迫材料だった。

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