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独紙「メルケル首相に嫌気か」、SPDが支持率で保守派抜く

2017年2月8日

[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツの大衆紙ビルドは7日、世論調査で中道左派の社会民主党(SPD)の支持率が、メルケル首相率いる保守派を上回ったことを受け、有権者はメルケル首相を見限ったのかと問いかける記事を掲載した。

ビルド紙の委託でINSAが実施した調査でSPDの支持率は31%と保守派の30%を上回った。ビルド紙は「ドイツはメルケル首相に嫌気が差したのか」との見出しとともに、このことを報じた。

メルケル首相率いる「大連立」政権の従属的パートナーであるSPDは長年、支持率で保守派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の後塵を拝してきた。シュレーダー首相時代の2002年以来、SPDは選挙戦で勝利を収めていない。

ただ、ドイツ政界に復帰したシュルツ前欧州議会議長が先週、党首に就任して以降、SPDは勢いを増している。シュルツ氏は、SPDの勝利のために党首を退くとしたガブリエル氏の後を継いだ。

シュルツ氏は近年でドイツでポピュリズムの台頭を招いた「深い分断」からの脱却を公約に掲げ、メルケル氏を破ると誓った。

ビルド紙は社説で「SPDとCDU・CSU同盟の接戦はどちらにせよドイツの民主主義にとっては良いこと」とし、SPDの勢い復活で再び大連立が組まれる可能性は低くなったと指摘した。

これまでのSPD党首と違い、シュルツ氏はメルケル首相の率いる大連立で役割を担ったことがなく、首相の実績について批判しやすい立場にある。大連立は数字の上でも政治的にも政権を形成する他の組み合わせがなかったために、2大政党が連立する形で成立した。

メルケル首相は2005年に就任した。現在はSPDとともに彼女にとって2度目となる大連立を率いている。09年から13年には、より小規模な自由民主党(FDP)との連立政権を担った。

SPDは選挙後に左派寄りの連立政権設立を模索する話し合いを緑の党や左派党と持ったという。

*見出しを修正します。

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