[シドニー 7日 ロイター] - 中国の王毅外相は7日、米国と対立すれば双方が敗者となるため、対立する余裕はないとの見解を示した。同氏の発言は、トランプ政権発足後に生じた両国間の緊張関係を緩和する狙いがあるとみられる。

外相はこの日、オーストラリアの首都キャンベラででビショップ豪外相と会談。その後の記者会見で、中国は平和を重視していると表明したうえで、「米中間で対立があってはならない。双方が敗者となるため、両国にその余裕はない」と語った。

一方で、世界の首脳に保護主義を受け入れないよう呼び掛けた。

王氏は、「開かれた世界経済を確固として追求することが重要」と指摘。「経済のグローバル化をより包括的で持続的に利益共有できる方向に進めることが大事だ」とした。

中国外務省がウェブサイトに掲載した文書によると、王氏はまた、中国は依然として国力が限定的で自国の発展に注力する必要があるため、主導的な地位に立ったり他国を凌ぐことは望んでいないと発言した。

一方、ビショップ外相は中国に対して、環太平洋連携協定(TPP)への参加を検討するよう求めた。