[パリ 7日 ロイター] - フランスのサパン財務・公会計相は7日、極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首が4─5月の大統領選で勝利することはないとの見方を示し、投資家は同氏の勝利を見込んだ取引を行えば損失を被ることになると警告した。

ユーロ圏金融市場では今週、仏大統領選をめぐる不透明感から仏国債の対独連邦債利回り格差が約4年ぶりの水準に拡大している。

サパン財務相は記者団に対し、一部の投資家はフランスの選挙制度を理解していないようだと述べ、同制度を踏まえれば、5月7日の決選投票でルペン氏と対決する候補が約60─70%の票を集めて快勝するのは確実だと言明、「ルペン氏がフランスで(大統領に)選出されることはない」との見方を示した。

財務相はさらに、英国の欧州連合(EU)離脱決定や米大統領選でのトランプ氏の勝利を例に取るべきではないとし、「2度予想を誤ったのだからルペン氏についても見方を誤っていると考えるのは、フランスのことを全く理解していないということだ」と述べた。

ここ数週間の仏国債利回り上昇については「ルペン氏の勝利を予想し、仏資産の下落を見込んだ取引を行うのは誤りであるだけでなく、多額の損失を負うことにもなる」と言明。

4月に国債利回り格差がどの程度になっているか分からないが、大統領選後には非常に急速に縮小するだろうと述べた。

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