[ドーハ 8日 ロイター] - カタールのサダ・エネルギー相は8日、原油価格の回復を受けてシェールオイル生産が増加する可能性があるものの、世界の石油需要は引き続き健全であり、市場は増産分に対応することができるとの認識を示した。

トランプ米大統領の就任や石油輸出国機構(OPEC)などの減産合意を受け、米エネルギー業界では石油掘削リグ稼働数が増加傾向にある。

サダ・エネルギー相は、市場は「シェールオイルとシェールガス(の供給)を徐々に吸収」しており、需要は健全だとの認識を示し、「需要が引き続き拡大することで、供給全量が吸収されるだろう」と述べた。

また「現在の価格水準では一部の油田・ガス田は利益が出る形で開発できるが、大半は現在の価格では開発が正当化できない」とし、そうした案件には一段の価格上昇が必要になると指摘した。

同相はさらに、主要産油国による協調減産が延長されるべきかどうか判断するのは時期尚早だとの考えを示した。

OPECとロシアなどの非加盟の主要産油国は、今年1月から6カ月の期限で減産を実施している。

同相は「市場からプラスの反応が得られている。供給の減少が確認できる」とし、産油国の順守状況は良いとの見方を示した。

協調減産を延長すべきかについては、5月のOPEC総会で今よりも状況がはっきりするだろうと指摘した。