[ワシントン 8日 ロイター] - 米上院の有力議員らは8日、対ロシア制裁に関してホワイトハウスが緩和措置を決めた場合、議会に審査の権限を与える法案を提出した。ロシアに融和的な姿勢を示すトランプ大統領をめぐる懸念が国内外で強まっていることを受けた。

法案は、イラン核合意について議会による審査をオバマ大統領(当時)に義務付けた2015年の法案を模倣して作成された。

これによると、ウクライナ情勢を巡る対ロシア制裁について、政権側が緩和を提案する場合はその詳細を議会に提出することが義務付けられる。また、ロシアがウクライナの反政府勢力への支援や米政府や国民へのサイバー攻撃を停止したという証明も示す必要がある。

法案は上下院に制裁緩和措置について120日の審査期間を与え、その間に不承認決議案の採決を行うか決められる。不承認決議案が可決されなければ制裁緩和措置が実行されることになる。

法案の作成は共和党のリンジー・グラハム議員と民主党のベン・カーディン議員が主導。共和党のマルコ・ルビオ議員とジョン・マケイン議員なども支持を表明している。ただ、共和党の議会指導部が支持するかは現時点で不明。