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7度目の離婚をしていたビッグダディ、もしや「大物」か

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第196回】 2017年2月11日
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 結婚するまでに七人の女性とつきあったという男性は少なからずいるとは思うが、人生五十年で七回の結婚と離婚を繰り返した――、となると、そんな御仁はこの方くらいのものだろう。

 ビッグダディこと林下清志氏である。

 何度かテレビで拝見していたから林下氏のことは知っていたが、彼が何故“ビッグダディ”と呼ばれるのかを知らなかったので調べてみたら、テレビ朝日系列で放映された大家族ドキュメントの番組名が『痛快!ビッグダディ』で、ビッグダディはそこから定着した呼び名のようだ(番組は二〇〇六~二〇一三年にかけて放映)。

 彼は最初の奥さんとのあいだに十二人の子をもうけ、それだけでも“大家族”なのだが、五人の連れ子がいた次の奥さんとのあいだにさらに一人が生まれ、そして三番目の奥さんとのあいだにも二人の子ができたので、都合“六男十四女”計二十人の子どものパパだった。まさに、ビッグダディなのである。

 林下氏自身の経歴も変化に富んでいる。

 柔道整復師の資格を生かし、盛岡でリラクゼーションサロンを営んでいたが火災で自宅兼サロンが全焼すると、奄美大島、小豆島へと転居。東京でリラクゼーションサロンを開設する一方で、奄美大島に暮らす娘らに仕送りをするため、歌舞伎町のホストクラブでホストデビューを果たした。かと思えばいきなり札幌に渡ってジンギスカン料理の修業を始め、今度は沖縄に移ってリラクゼーション店を期間限定でオープンした後、ジンギスカン店を開店して現在に至る。

 林下氏は昨年、一般女性と七度目の結婚をしていたが、すでに離婚していたことを先日の深夜番組で打ち明けた。お相手は、居酒屋で知り合った女性だったそうだ。林下氏は、自身のブログにこう書く。

 〈「家庭に憧れて結婚願望が強かったけど、もうそろそろ諦めかけてる、それでも、もし嫁に貰ってくれると言う人がいたら、すぐ書かせよう思って婚姻届を持ち歩いてる」

 そういう話を聞いて「俺で良かったら書くよ」と言ったのがきっかけであり、それが全てだとも言えます。その場で婚姻届を書きました。

 結婚した途端に様々な関連事項が発生しますから、婚姻届をだしてなるべく早くまた離婚届をだそうということで「それでも俺の謄本には永久に嫁として名前が残りますよ」と言うと「それは嬉しいな、なんかめっちゃおもろいわ」そう喜んでくれたので成立した話です〉

 女性の結婚願望を叶えるためだけに婚姻届に署名したビッグダディだが、本当に籍が入っていたかどうかはわからなかったという。日刊SPA!の直撃に、ビッグダディは応える。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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