[ベルリン/ブリュッセル 9日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)会議の議長国であるドイツは、3月に開催するG20財務相・中央銀行総裁会議で、自由貿易の推進や通貨戦争の拒否、地球温暖化問題への取り組みへのコミットメントを再確認することを20カ国に訴える方針だ。複数のG20関係筋が明らかにした。

3月のG20財務相・中央銀行総裁会議は、昨年の米大統領選後、初めて開催される会議。関係筋は、1月に発足したトランプ政権は貿易や通貨を巡り強硬な発言を繰り返し、温暖化問題に懐疑的な見方を示していることから、声明の作成には従来よりはるかに高い不確実性が漂っていると指摘した。

中国はトランプ大統領の保護主義的発言を一蹴したいもよう。ドイツ政府高官は、「中国の希望は、G20が自由貿易、協力的な金融秩序、地球温暖化への取り組みの重要性を再確認することだ」と述べた上で、「それを反米トーンを醸し出すことなくすることが課題」とした。

ドイツ政府はコメントを差し控えた。