[ワシントン 9日 ロイター] - 米商務省が9日発表した昨年12月の卸売在庫高(季節調整済み)は前月比1.0%増と2カ月連続で増えた。伸び率は先月発表の速報値と同じだった。

一方、昨年12月の卸売売上高(季節調整済み)は2.6%増と2011年3月以来、5年9カ月ぶりの大きな伸びを記録。11月の0.5%増と比べて伸びが加速した。国内需要の力強さが増すにつれて、米経済に対する信頼が高まっていることを示唆した。

国内総生産(GDP)の算出で使われる自動車を除いた在庫は0.9%増だった。

年率換算で前期比1.9%増となった昨年第4・四半期の米GDPに対し、在庫投資は1.0ポイント押し上げ方向に寄与した。在庫投資は2015年の第2・四半期以降、GDPにとってマイナスに働いてきたが、直近の2四半期はプラス方向で寄与している。

ただ、第4・四半期の在庫の積み上げは、今後の在庫投資の減速につながり、今年前半の経済成長の重しとなる可能性がある。

12月の在庫は売り上げの1.29カ月分に相当し、14年12月以来の少なさだった。11月は1.31カ月だった。