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ツイッター10─12月期広告収入が減少、「トランプ効果」乏しく

2017年2月10日

[9日 ロイター] - 米短文投稿サイトのツイッター<TWTR.N>が発表した第4・四半期決算(2016年12月31日まで)は、定期利用者数は前年から伸びたものの、広告収入は減少した。トランプ米大統領はツイッターから頻繁に発信しているが、こうした「トランプ効果」が収益改善にはつながっていないとの失望が投資家に広がった。

午前の取引で、株価は9.5%安の16.95ドル。

広告収入は前年比0.5%減の6億3800万ドル。同社は2017年も広告収入の伸びはユーザーの伸びを下回るとの見方を示した。

売上高は上場以来最も低い伸びにとどまった。米フェイスブック<FB.O>のインスタグラムやスナップのスナップチャットとの競争激化が響いた。

売上高は1%増の7億1700万ドルで、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた市場予想の7億4010万ドルに届かなかった。

ジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、機械学習に投資するとともに広告主への営業強化を模索しているとし、「誰もが望む結果を出すには時間を要するが、われわれは積極的に前に進んでいる。全世界がツイッターに注目している」と述べた。

月間アクティブユーザー数は平均3億1900万人と4%増えた。ファクトセット・ストリートアカウントがまとめた予想は3億1960万人。

第4・四半期には11月の米大統領選が含まれ、トランプ大統領は従来のメディアを素通りし、ツイッターから自身の考えを2430万人のフォロワーに直接伝えていた。

だがアンソニー・ノト最高執行責任者(COO)はアナリストとの会見で、トランプ大統領はプラットフォームの利用価値に対する認識を広めたが、「単一のイベント、またはひとりの人物が持続的な伸びをけん引するのは困難」と述べた。

ウェドブッシュ証券のアナリスト、マイケル・パクター氏は「ここに成長ストーリーはない」とし、「トランプ効果がゼロなのは衝撃」と指摘。ツイッターは拡大するユーザー層への訴求効果は高いと広告主を説得する必要があると述べた。

純損益は1億6710万ドル(1株0.23ドル)の赤字。前年同期は9024万ドル(同0.13ドル)の赤字だった。

一時項目を除く1株利益は0.16ドルと、市場予想の0.12ドルを上回った。ただ予想水準は決算発表前に大きく切り下がっていた。

リストラ関連費用は1億0120万ドルと、前年同期の1290万ドルから大きく膨らんだ。同社は昨年10月、世界で全体の9%に相当する人員を削減する方針を発表している。

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