[ワシントン 9日 ロイター] - トランプ米大統領が先月28日に行われたロシアのプーチン大統領との初の電話会談で、オバマ政権下で締結された新戦略兵器削減条約(新START)を批判していたことが分かった。米当局者ら3人が明らかにした。

2010年に締結された新STARTは、米ロが18年2月までに配備済みの戦略核弾頭を1550発に削減することを定めたもの。

プーチン氏が条約延長の可能性について取り上げたところ、トランプ氏は側近に条約の内容について尋ねた後、オバマ政権による良くない協定の一つだとし、ロシアに有利な内容になっていると指摘したという。

また、トランプ氏は自身の人気振りについても語ったという。

これについて、スパイサー大統領報道官は「会話は2人の個人的なものだ」とし、詳しい内容は明らかにしなかった。

一方、上院外交委員会のシャヒーン議員(民主党)は声明で「核政策と軍縮の基本的な知識も知らないという米大統領の怠慢は誇張してもし過ぎることはない」と強く批判し、新STARTで米国がより安全になったというのは専門家が一致する見解だと述べた。