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援交を「募金」と呼び、相場も暴落…女子の貧困最新事情(上)

有山千春[フリーライター]
2017年2月11日
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1990年代後半に社会問題となった「援助交際」。女子高生などの未成年や若い女性による売春行為を示す言葉だが、「格差社会」が進み、貧困に陥った若い女性の中には、いまだ援助交際を続ける者が絶えない。ただし、彼女らの間では「援助交際」「援交」という言葉自体がもはや“死語”となりつつあり、“援助”に対する意識や状況も大きく変わっている。(フリーライター 有山千春)

“募金”と呼ぶ
現在の“援助交際”

 1月20日発売の写真週刊誌『FRIDAY』で、17歳の女子高生との交際疑惑を報じられたお笑い芸人の狩野英孝が、翌日には会見、無期限の謹慎を発表したことは記憶に新しい。

 この一件に際し、一時、狩野のウィキペディアの名前が「狩野援交」に書き換えられたほか、SNS上でも「狩野援交に改名しろよ」などといったつぶやきが散見された。1996年前後、当時の“コギャル”という名の女子高生たちが、売春をライトな言葉に言い換えた“援助交際”から着想を得ているのは一目瞭然だ。

 狩野の相手である女子高生と同世代の、関東近郊在住の女子高生、瑠々愛(るるあ・仮名・16歳)は言う。

 「えんじょこうさい? ってなに? 知らない」

 彼女とは、10~20代の金銭事情を取材する過程で知り合い、援助交際をしていることを匂わせたにもかかわらず、この発言である。しかし、シラを切っている訳ではなかった。その言葉を本当に知らなかったようで、筆者は説明した。

 当時は普通の女子高生たちが、街で“おっさん”から声をかけられ、もしくは出会い系サイトやテレクラなどで相手を見つけ、金銭交渉をもちかけ、性行為をし、大金を得ていたこと。相場は4万円ほどだったこと。金はブランド品のバッグなどに変わっていたこと。

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