>>(上)より続く

愛人クラブに登録するのは
“病んでる子”

 そういうアイドルは何をするのかというと、「直接ファンに“相談”する子もいる」という。

「直接会って、ご飯をおごってもらって、ついでにトイレットペーパーの買い置きとかを買ってもらうみたいです。まあ、私たちの置かれた現状をわかってくれる、ファン歴が長い優しい人を、こっちも選んで“相談”するわけですけど」

「ファンとエッチしてお金をもらう、という子はさすがにいない」と言うが、素性を隠して“愛人クラブ”で金を稼ぐ地下アイドルはいるそうだ。

「都内のAとかEにある愛人クラブに登録している子がいるって聞きました。そこでお金を持っている男性を捕まえれば、定期的に会ってエッチして、1回10万円ももらえる子もいるみたいです。そういう子はたいてい、金遣いが荒かったり、整形が好きだったり、“病んでる子”ってイメージです。私はやろうとは思いません」

 ほなみも、“おねだり”でもすればいつでも同じ額が手に入る場所にいる。しかし。

「私って、昔から訓練されているから(笑)、物欲が本当にないんです。服はメンバーたちからお下がりをもらえるし、ご飯は白米があるし、ファンの人がカップラーメンとか送ってくれて本当にありがたいです。だから不自由はしていません。愛人クラブの子は、コンビニも行き放題なんでしょうね、そこは羨ましいなあ」

 そう言って、控えめに笑うだけだった。

家出先男性からの
「くら寿司」で感動

 派手な外見がひときわ目を引く、地方都市在住の歩夢(あゆむ・21・仮名)は、今や絶滅危惧種となった“ギャル”の名残をとどめるフリーターだ。しかし当時の彼女らのように、渋谷にも行かなければ、クラブにも行かない。

「基本、地元から出ないです。イオンでだべるか、車で行ける距離の山行くか海行くか。東京には、9月にフェスに行くときくらいだな」

 実家住まいだが、家出を繰り返し継続して働かないため、“タダ飯”は食べられる一方、金は常にない。「新しいカラコンが買えないから」と、何ヵ月も同じカラーコンタクトを使い続け、結膜炎になった片目を覆う眼帯が痛々しい。

「SNSでこうやってメッセージが来るんですよ。相手が地方に住んでいたら、家出ついでにその人の家に押しかけちゃう。そこまでは友達に車で送ってもらいます」