[パリ 10日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノー<RENA.PA>は10日、2016年通期の売上高と利益が過去最高になったと発表した。大幅なモデルチェンジが利益を押し上げた。

16年の営業利益は前年比38%増の32億8200万ユーロ。売上高は13.1%増の512億ユーロだった。営業利益率は5.2%から6.4%に上昇し、目標を達成した。

また、2022年までの新5カ年計画として、営業利益率7%、利益700億ユーロなどの目標を設定した。

ロイターがまとめたアナリスト予想では、営業利益が30億7000万ユーロ、売上高は508億4000万ユーロだったが、業績はこれを上回った。

配当については、1株当たり2.40ユーロから3.15ユーロへの引き上げを提案した。

クロティルドゥ・デルボス最高財務責任者(CFO)は「重要市場の一部がなお著しく低迷しているにもかかわらず目標を達成できたことは、ルノーが今後も成長していく余地が大きいことを意味している」と指摘した。

1月に公表された売上高データによると、ルノーは16年にすべての地域で市場シェアを拡大した。相次ぐ新モデルの発売や「ダスター」、「クウィッド」といった低価格小型SUV(スポーツ用多目的車)の成功が寄与した。

ただ、16年の生産コスト削減効果は1億8400万ユーロにとどまり、目標の3億5000万ユーロに届かなかった。同社は昨年7月、研究開発(R&D)費の膨張により、この目標が達成できない可能性を示唆していた。

ルノーは、低迷が続くブラジルとロシアの自動車市場について、今年は「安定的な」水準に底入れすると予想。中国市場は5%、インド市場は8%、それぞれ拡大するとの見通しを示した。

*内容を追加しました。