[アテネ/ベルリン 11日 ロイター] - ギリシャのチプラス首相は11日、同国の財政改革に関する国際債権団の審査が好ましい形で完了するとの見方を示した。ただ、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は、国際通貨基金(IMF)が支援への参加を決めていないことから、合意は「不透明だ」と指摘した。

ギリシャと国際債権団は10日、今後数年のギリシャの財政軌道をめぐる意見の相違を解消する上で、明確な進展を遂げた。

チプラス首相は自身が党首を務める急進左派連合(SYRYZA)の会合で「(審査は)原則に関わる問題で譲歩することなく前向きな形で完了する」と述べた。

ただ「(支援)合意の枠組みの中で、妥当な範囲内であれば何でも協議する用意があるが、合意の枠組みや妥当な範囲を超える条件は協議しない」とし、「論理や数字による裏付けのない要求は協議しない」と言明。「多くを奪われた国、そして欧州の名の下に多くの犠牲をこれまでに払い、現在も払い続けている市民に対し、より慎重に対処するべきだ」と警告した。

ユンケル委員長は12日放送の独ラジオのインタビューで、ギリシャがこれまでに講じた措置の一部を評価した。ただ、IMFがなお参加を決めていないことから、第3次支援プログラムの先行きは不透明との見方を示した。