[東京 13日 ロイター] - 正午のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の113.98/00円だった。10日の日米首脳会談を無難に通過し、市場の安心感を誘っている。一時114円前半まで上昇した。

ドルは朝方の安値113.45円をつけた後、午前9時過ぎにかけて114.17円まで上昇。2週間ぶりの高値をつけた。円高イベントになることが警戒されていた首脳会談が波乱なく終了し、ドルを買い戻す動きが出たという。

その後は、利益確定の売りなどで押し戻されたが、正午にかけて113円後半を中心にもみ合った。

日米首脳会談では、為替政策について日米財務当局同士で議論することが確認されたといい、今後、トランプ大統領が頭ごなしに日本を批判することは考えにくくなったとの見方が出ていた。「今までの状況は変わらず、日銀のイールドカーブ・コントロールが効いている間は日米金利差の拡大が意識され、ドル/円は上がりやすい」(クレディ・アグリコル銀行の外国為替部長、斎藤裕司氏)との声が出ていた。

ドル/円は110円まで急落する可能性はひとまず後退したとの見方が多いが、一段の上値追いには次の材料が必要との指摘がある。トランプ政権の具体的な財政政策を見極めるまでは115円台を上限としたレンジ相場になるとの指摘もでている。