2月10日、首脳会談にはファーストレディー外交がつきものだが、米首都ワシントンを視察した日本の首相夫人(右)のかたわらには、従来とは異なり、米大統領夫人の姿はなかった。写真は11日、フロリダ州の日本庭園を訪れたメラニア米大統領夫人(左)と昭恵夫人(2017年 ロイター/Joe Skipper)

[ワシントン 10日 ロイター] - 首脳会談にはファーストレディー外交がつきものだが、米首都ワシントンを10日視察した日本の首相夫人のかたわらには、従来とは異なり、米大統領夫人の姿はなかった。

 日本大使館当局者によると、安倍晋三首相の昭恵夫人が地元の大学を訪れた際に同行したのは、米ファーストレディーのメラニア夫人ではなく、日本の駐米大使夫人だった。

 昭恵夫人が過去にワシントンを訪問した際には大統領夫人が同行した。ジョージ・W・ブッシュ大統領のローラ夫人は2007年、昭恵夫人をジョージ・ワシントン初代大統領の邸宅マウントバーノンに案内した。2015年にはオバマ大統領のミシェル夫人が、昭恵夫人と共に日本語集中プログラムを設けているバージニア州北部の小学校を訪れた。

 トランプ氏が大統領に就任してから3週間が経過したが、メラニア夫人のこうした「型破り」なスタイルは、同夫人が前任者たちとは異なるファーストレディーの役割を担おうとする新たな兆しかもしれない。

 メラニア夫人は息子が学校を終えるまで当面はニューヨーク市で生活することを選択している。同夫人が、ワシントンを訪れる他国のファーストレディーに付き添うことも含め、ホワイトハウスの社交行事で大きな役割を果たすかどうかについてはまだ未知数である。

 10日に日米首脳会談を行った安倍首相とトランプ大統領がその翌日、フロリダ州にある大統領の別荘に滞在してゴルフをする間、昭恵夫人をもてなすのはメラニア夫人の仕事となる。

 夫たちが週末に日米関係において足並みをそろえようと努力するなか、メラニア夫人は日本の首相夫人が多くの点において自分とは正反対であることに気づくかもしれない。昭恵夫人は注目されることをいとわない政治家の妻であり、権力を持つ夫にも公に異を唱える。