[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は14日、年次ストレステスト(健全性審査)について、規制当局による金融システム保護に寄与するとし、引き続き実施すべきとの見解を示した。

FRBは毎年、米大手金融機関を対象に厳しい経済状況に対応できるかどうか審査するストレステストを実施している。

議長は上院銀行委員会で証言し、「(ストレステストは)監督改善に向けたわれわれの努力の基盤となっている。規制プロセスの重要な一部と考える」と述べた。

パット・トゥーミー上院議員(共和党)は、ストレステストの必要性を疑問を呈し、テストを構成する包括的資本分析(CCAR)について、廃止するかどうか議長に質問した。

これに対し議長は「(CCARは)非常に詳細にわたって個別の機関に対応しており、バランスシート上のリスクについて先行きを踏まえた審査を行うもの」と説明、擁護する姿勢を示した。

ストレステストを巡っては、政府監査院が昨年11月に透明性を高める方策を提言している。

イエレン議長は改めて監査院の提言への支持を表明し、ストレステストの透明性を改善する方針を示した。

2017年に完全なストレステストの対象となるのは、JPモルガン・チェース<JPM.N>、バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>、シティグループ<C.N>、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>、ゴールドマン・サックス<GS.N>、モルガン・スタンレー<MS.N>、USバンコープ<USB.N>、キャピタル・ワン・フィナンシャル<COF.N>、PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ<PNC.N>、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)<BK.N>、ステート・ストリート<STT.N>、英HSBCホールディングス<HSBA.L>とカナダのトロント・ドミニオン銀行<TD.TO>の米国部門。

*内容を追加しました。