[東京 15日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>は15日、米投資会社フォートレス・インベストメント<FIG.N>を買収することで合意したと発表した。買収額は約33億ドル(3752億円)。ファンドへの投資としては過去最大規模で、同社が理想とする「テクノロジー業界の米バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>」に向けた動きが本格化する。

フォートレスのクラスA株主は1株あたり8.08ドル(約919円)を受け取る。この金額は13日のフォートレス終値に38.6%のプレミアムをつけた価格となり、配当金を除いた3カ月平均からのプレミアムは51.2%に達する。

株主や当局の承認などを経て、今年の後半に買収手続きを終える予定。他の投資家とともに買収する計画で、ソフトバンクGの出資額と持ち分はすべての投資家が出そろった時点で確定する。

フォートレス経営陣は引き続き経営の指揮を執り、本社もニューヨークに置き事業を継続する。ソフトバンクGはフォートレスを傘下に収めることでノウハウを吸収、設立予定の10兆円規模のファンド運営に生かす。

ソフトバンクGの孫正義社長はニュースリリースで「フォートレスの素晴らしさはこれまでの投資実績から明らかだ。ソフトバンクにとっても、近く設立予定のソフトバンク・ビジョン・ファンドにとっても、この機会はグループ全体のポテンシャルを拡大する」と期待感を示した。

ソフトバンクGは世界規模でテクノロジー分野に投資する10兆円規模のファンドを設立する計画で、プロジェクトを主導する戦略的ファイナンス部門の責任者、ラジーブ・ミスラ氏はソフトバンクGに入る前にフォートレスでシニア・マネジングディレクターを務めていた。

フォートレスは1998年に設立の投資会社。世界規模で投資を行っており、昨年9月30日時点の運用資産は701億ドル(約7兆9583億円)にのぼる。

*内容を追加しました。

(志田義寧 編集:内田慎一)