[東京 15日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比234円52銭高の1万9473円50銭となり、大幅反発した。過去最高値を更新した米国株や、ドル高/円安方向に振れた為替が支援材料となった。金融セクター主導で戻りを試す展開となり、節目の1万9500円に接近し午前の取引を終了した。TOPIXも急反発。上昇率は1%を超えた。

セクター別ではゴム製品を除く32業種が上昇。上昇率トップは保険業で、銀行、証券がこれに続いた。昨年末時点での債務超過転落を前日に発表した東芝<6502.T>は一時13%を超す下げとなり、2016年4月8日以来、10カ月ぶりに200円を下回る場面があったが、前引けにかけてやや下げ幅を縮小した。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は14日、上院銀行委員会で行った証言で、利上げを待ち過ぎるのは賢明でないとの認識を示した。これを受け米10年債<US10YT=RR>利回りは上昇。ドル/円も114円台まで円安が進行した。

しんきんアセットマネジメント投信・運用部長の藤原直樹氏は「日本株は為替面でのプラス効果と前日の下げの反動もあるが、米長期金利と米国株がともに上昇した点は全体相場にとって大きい。3月の米利上げが織り込まれていない中、強い米経済指標が出てくれば為替へのインパクトも大きく、雰囲気も好転していく」とみる。

東証1部騰落数は、値上がり1491銘柄に対し、値下がりが407銘柄、変わらずが102銘柄だった。