GDPの増減率が経済成長率

 GDPは四半期に一度、内閣府から発表される。このGDPが、前の期(四半期)に比べて何%増減したかが経済成長率になる。

 たとえば、前期125兆円、今期126.25兆円と、前期より1.25兆円増えていれば、1%成長したことになる。これが四半期に増加した分なので、1年間に換算するとだいたい4倍して、年率4%成長と発表される。

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 その時点の金額をそのまま使って割り出した数字を名目成長率という。一方、この間の物価上昇分を引いて割り出した数字を実質成長率という。両方の数値が発表されるが、通常、経済成長率は「実質成長率」のことである。

 先の例でいうと、年率4%が名目成長率だとすると、この間の物価上昇率が1%であれば、実質成長率は4から1を引いて3%ということになる。

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 GDPが連続して増えていれば景気は上昇、減少していれば景気は後退していると考える。