[東京 15日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の114.35/37円。

五・十日にあたるこの日は、仲値公示にかけて実需の買いフローが散見され、ドルは一時114.51円まで上昇した。その後はオプション関連の売り需要などが意識され伸び悩んだ。

ただ、最近のドル相場では悪材料を無視する傾向が顕著になっているという。

「フリン氏や北朝鮮問題など、ネガティブな材料に反応しなくなった。これまで、下値は堅いが上値も重い状況が続いてきたが、若干なりとも上値余地が出てきたかもしれない」(FX会社)という。

一方で、ドルの伸び悩みの背景には、米ロ関係の緊張など地政学的リスクが意識されているとの指摘も出ている。

米紙ニューヨークタイムズは14日、米当局者の話として、ロシアが新たに地上発射型の巡航ミサイル「SSC8」を実勢配備したと報じた。

同紙によると、オバマ前米政権は同ミサイルが実験段階にある時に、1987年の中距離核戦力全廃条約に違反するとして開発をやめるよう説得を試みたが、ロシアは同ミサイルの開発や実験を続け配備したという。

ロシアは条約には違反していないとの立場をとっている。

一方、米欧州軍報道担当官は14日、黒海に展開する米駆逐艦「ポーター」に対し、ロシアの軍用機が10日に3回にわたり、異常接近したと明らかにした。米側は「危険でプロらしからぬ行為」と見なし、報道担当官は「事故や誤解が生じかねない」と懸念を表明した。