[東京 15日 ロイター] - アサヒグループホールディングス <2502.T>は15日、2017年12月期の連結営業利益(国際会計基準、IFRS)が前年比6.7%増の1460億円になるとの見通しを発表した。好調な既存事業に加え、買収した西欧事業がフルに寄与する。

年間配当は6円増配の60円を計画。これで10期連続の増配となる。配当性向は28.6%となり、中計で掲げた2018年までの配当性向30%に向けて、着実に増配を重ねている。

昨年10月から連結を開始した西欧事業は、今期、フルに寄与する。売上げは1214億円(前期は264億円)、事業利益は155億円(前期は統合関連の一時費用がかかり18億円のマイナス)。これにより、17年12月期の海外売上高比率は20%(前期は14.7%)に上昇する見通し。

一方、中東欧事業は、買収が完了していないため、業績予想には織り込んでいない。奥田好秀常務・CFOは会見で「クロージングした時点で、必要があれば見通しを修正する」としている。

連結売上収益は同6.6%増の1兆8200億円を計画。酒類、飲料、食品、国際の全ての事業で増収を見込んでいる。

2017年のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)の販売計画は前年比0.4%増。主力の「スーパードライ」ブランドは家庭用の伸びが支え、0.5%増とプラスを確保したい考え。また、16年に2桁増となった新ジャンルも引き続き伸長を計画している。

2016年12月期の連結売上収益は前年比1.0%増の1兆7069億円、営業利益は同41.7%増の1368億円となった。新ジャンルの「クリアアサヒ」ブランドが好調だったほか、飲料事業も過去最高の販売数量を達成した。

(清水律子)